先週の記事はお楽しみいただけましたでしょうか?
今回は6つの記事を選んでみました。しかし、関連記事が結構多いので、読む量は前回とあまり変わらないのではないでしょうか?
今回の記事は少し統計的なところであったり、一年のはじめということもあり、2020年への期待や、2019年の振り返りなどを扱った記事を中心に集めてみました。新しい一年にあって、昨年の復習、そして今年のために新しい情報を蓄えるのにご活用ください。
ではお楽しみください!
記事1:『Silicon Savannah: The rise of Africa’s tech scene』
記事リンク:https://www.telegraph.co.uk/technology/2020/01/02/silicon-savannah-rise-africas-tech-scene/
内容と背景:
イギリスの有名なザ・テレグラフ紙のプレミアム記事。読むには登録しないといけないみたいですが、とても内容の濃い記事。
どんなことが書かれているのかというと、近年のジャック・マー氏や、Twitter社のジャック・ドーシー氏、Google社のサンダー・ピチャイ氏、facebook社のマーク・ザッカーバーグ氏など錚々たる起業家がアフリカ各国を訪問する中で感じたこと、特にアフリカの若者の持つ可能性とその中でのテクノロジーの現状とアフリカの発展にもたらす、もたらしてきた好影響に関して、それこそ題名にもあるように「シリコンバレー」を引用した、「シリコンサバンナ」と名付けられた、ケニアで始まったこの動きと2007年のM-Pesaの登場に遡り解説すると同時に、中国やヨーロッパ、アメリカなどの国々だけでなく、それらの国々に拠点を持つ多国籍企業のアフリカにおける進出や関係性などに関しても書かれている記事です。
お時間のあるときに読んでいただきたいオススメの記事です。
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関連記事:
- 「Why Jack Dorsey and other major tech figures are suddenly interested in Africa」 – Link
- 「African Entrepreneurs Will Drive the Next Digital Revolution」 – Link
- 「Technology boom: transforming healthcare services」 – Link
- 「African Entrepreneurs Will Drive the Next Digital Revolution」 – Link
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記事2:『Here’s what you should look out for in African tech in 2020』
記事リンク:https://techcabal.com/2019/12/31/heres-what-you-should-look-out-for-in-african-tech-in-2020/
内容と背景:
2019年同様、2020年もアフリカのテクノロジー分野でに成長は予想されています。その中で今回は、「2020年のアフリカのテック関係で気にすべきもの」であったり、「注目すべきスタートアップ」、「2019年に化けたスタートアップ」といった記事を載せます。
5Gへの移行や、アフリカ発で映画やスポーツだけでなく、テレビ中継などのデジタルコンテンツを配信している南アフリカのMultiChoice社の市場拡大(現在南アフリカを中心に1190万人の登録者数)、スマートフォン業界の勢力図の変化、銀行とFintechとの競争、そして、これまではお金の送金や支払いなどのサービス提供を行ってきたスタートアップの新たな機能を加える必要性からの成長、そしてアフリカから世界に羽ばたく企業数の拡大など、見所盛りだくさんの一年になりそうです。
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関連記事
- 「12 African startups to watch in 2020」 – Link
- 「Our 12 startups to watch in 2019 – how did we do?」 – Link
- 「Here are 20 accelerators, incubators for African startups to apply for in 2020」 – Link
- 「Here are 10 African startups to watch in 2020」 – Link
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記事3:『RWANDA: Green bank creation on government’s agenda』
記事リンク:https://www.afrik21.africa/en/rwanda-green-bank-creation-on-governments-agenda/
内容と背景:
ルワンダから面白い取り組みをご紹介します。
昨年12月にスペインで開催されたCOP25にて、ルワンダが気候変動に取り組む事業をサポートする、「Rwanda Catalistic Green Investment Bank」というものを設立する計画を発表したのです。ルワンダ国内での気候変動を一つの要因とし、40%の農作物を失っているというところから、それらを解決するために設立したファンド(Environment and Climate Change Fund: FONERWA)に続き、新たな取り組みです。南アフリカ(Climate FInance Facility: CFF)に続くことになったこの金融機関の設立とその後の動きが楽しみなところです。
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記事4:『All-Female Founding Teams In Africa Secure 4% Of $1M+ Deals In 2019』
内容と背景:
アフリカへの投資の増加もさることながら、その中で若者や女性など、これまで以上に国の発展にインパクトを与えることは期待される人たちへの投資も増えているようです。
今回の記事では、アフリカに対して行われている投資額の増加に触れながら、その中での女性起業家あるいは女性が共同創業者として活躍している企業に対する投資の割合に視点を当てています。また、世界全体での数字をアフリカとも比較しています。女性の社会進出を進める、加速されるために投資家のできることも多いと記事では言っています。
来年同様のトピックを扱っている記事を読み今年と比較するのが楽しみなものです。
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記事5:『NIGERIAN TECH STARTUPS GOT OVER 50 PERCENT OF AFRICA’S VENTURE FUND IN 2019』
記事リンク:http://venturesafrica.com/flutterwave-gets-35-million-in-series-b-funding/
内容と背景:
アフリカビジネスといった時、南アフリカ、ケニア、そしてナイジェリアの名前が上がってきます。これらの国では市場が大きいだけでなく、スタートアップ海峡でも多くの投資が行われています。
そして、今回の記事ではナイジェリアが題材に。というのもアフリカにされた投資の約50%がナイジェリアのスタートアップ企業に投資されているというのです。また、上記に3カ国で全投資の8割以上を占めるとか。さらには、中国企業からの投資額も多いようです。
アフリカとしても2018年の投資額から大きな成長が見られましたが、2020年はどうなるでしょうか?また上記の3カ国以外にどの国が多くの投資を集めるでしょうか?楽しみですね。
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記事6:『Africa faces $2 billion loss after Internet shutdowns』
記事リンク:https://www.itnewsafrica.com/2020/01/africa-faces-2-billion-loss-after-internet-shutdowns/
内容と背景:
今回の記事は!そう。アフリカで(他の大陸でも行われているようですが)たまに行われているネットワークのシャットダウンが及ぼす経済損失に関してです。
なんとアフリカでは2019年に行われたインターネットの遮断によって20億ドル(約2000億円)の経済損失を出しているとか。しかしこれ、世界の1/4の損失。実はこのインターネットの時代にあって2019年は損失金額でも、そして遮断時間でも2018年の数字よりも増加しているのです。
インターネットに接続して仕事をする人たちは大変そうです。
関連記事:
- 「Government-led internet shutdowns cost the global economy $8 billion in 2019, research says」 – Link
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*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダ ビジネスコミュニティに投稿した記事と同様の内容となります。