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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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みなさん、こんばんは。先週は日本では4連休があったので、記事の更新をお休みさせていただいておりました。

今週から毎日更新させていただきます。引き続きお付き合いの程、よろしくお願いします!

さて、本日は月曜日なので、アフリカの教育に関する話題を中心にセレクトした記事をお二つ紹介させていただきます。

ボツワナのEラーニングイニシアチブが国連の公共サービス賞を受賞したことに関しての記事と、コロナ渦での学校閉鎖による貧困地域への子ども達への健康影響に関する記事です。

今週もアフリカ・ビジネスTodayをご期待ください!


記事1:ボツワナのEラーニングイニシアチブが、国連の公共サービス賞を受賞

Botswana e-learning initiative wins prestigious UN Public Service Award

記事リンク:https://www.un.org/africarenewal/magazine/june-2020/botswana-e-learning-initiative-wins-prestigious-un-public-service-award

内容と背景:

本日ははじめに、国連の公共サービス賞についての記事をご紹介します。

国連公共サービス賞とは、国連総会決議に基づき、国連経済社会理事会が 2003 年に創設した公サービスに関する権威ある国際表彰で、各国の公共サービス団体による創造的な成果や貢献を受賞要件としています。受賞対象分野は、

(1)行政の透明性、アカウンタビリティーと即応性の改善

(2)サービス提供方法の改善

(3)革新的メカニズムによる政策決定過程への参加の促進

(4)政府における知識管理の推進

の項目となり、これらの分野で成果を上げた新たな施策、制度、仕組みを考案、実践している団体が対象となります。表彰対象は国の組織、自治体のみならず、大学や NGO なども含まれます。毎年、国連公共サービスデーである 6 月 23 日に表彰式が行われ、その模様は国連ホームページを通して全世界にウェブ放送されています。Link

今年の7団体の受賞者は、ヘルスケアへのアクセスの改善から学校への出席を改善するプログラム、または貧困層の土地移動を容易にするプログラムに至るまで、地域で最も革新的なイニシアチブとなっているとともに、進行中のCOVID-19パンデミックに照らして、革新的で適応的な公共サービス提供の重要性と、そのサービスが果たす重要な役割を提案したものとなりました。

アフリカからは、ボツワナのe-Thutoと呼ばれるプラットフォーム が受賞しました。これは、eラーニングモジュールとデータ管理モジュールで構成されるWebベースのインタラクティブプラットフォームを通じて学校での教育と学習にICTを統合するものです。

このe-Thutoは、2つの機能性を持つインタラクティブなWebベースのプラットフォームとしてデザインされています。一つ目の機能は、e-ラーニングの機能を提供するもので、教師や学生が主に活用でき、教師同士での情報交換なども可能とします。保護者もこちらにアクセスすることもできるようです。そしてもう一つの機能が、通信手段としての機能です。学期末まで待たなければならなかった教師と保護者間の情報交換がこの機能を活用することで、平時からできるようになります。ボツワナの北東部から、国全体の学習をデジタル化する国の取り組みの一環として実施されていて、小学校から高校まで、35,000人近くの生徒にサービスを提供しているそうです。

同時に受賞した他の国も、それぞれ様々な分野(高齢者のヘルスケア、司法手続きなど)で主要な公共サービスをカバーし、先駆的な取り組みを提案しています。このように革新的な公共サービス団体がイニシアチブを発揮し、国連からの評価を糧に、それぞれの国で人々の生活の質を高めていくことを期待しています。

関連記事

  1. UN celebrates innovative public service delivery as pandemic heightens importance of work of the public sector Link

記事2:学校閉鎖が奪う教育と食事、新型コロナ 南ア

記事リンク:https://www.afpbb.com/articles/-/3293181

内容と背景:

お次はAFPBBニュースから、南アフリカの学校閉鎖に伴う教育面以外の弊害について言及したこちらの記事をご紹介します。

こちらの記事によると、新型コロナウイルスが南アフリカの子どもたちに与える影響は、教育機会の損失にとどまらない。ということが言及されています。「このパンデミックは、貧しい農村地域の子どもたちから日々の温かい食事をも奪ってしまった。」ということです。

学校が閉鎖になり、給食が提供されなくなったことにより、貧しい家庭に暮らす子どもたちの一日一食の貴重な食事の機会をも奪われてしまっているということです。

また、関連記事で示したafrica newsの記事では、このパンデミックによって、世界的な貧困の中で飢餓のレベルが押し上げられ、学校給食の機会がなくなってしまったことにより、3.7億人の子ども達の栄養と健康に影響が及んでいるということが示されています。

世界中の子どもたちにとっての学校の役割は、決して教育の機会だけに関わる問題ではないというようです。学校給食プログラムと並んで、貧しい国の子どもたちは、学校を通じて提供される予防接種、虫除け、鉄分補給などの健康と栄養サービスの恩恵を受ける機会をも失ってしまっているといいます。また、この給食に関する話題はアフリカだけに関連する話題ではなく、世界各地で問題になっているようです。関連記事にはイギリスのサッカー選手の呼びかけにより、貧しい家庭の子どもたちへの給食の提供が公式に決定された記事についても載せてみました。

さて、この記事でもあったように、学校は子ども達にとって、学ぶ場所以上のものであるということが改めて見えてきます。

学校が今まで果たしてきたある種のセンター的機能を、どこで代替することができるのか、公共の施設やサービスの役割の対象が広がり、それがより重要視されてくるのではないかと感じました。

関連記事:

Coronavirus – Africa: Futures of 370 million children in jeopardy as school closures deprive them of school meals – UNICEF and WFP – LinkMarcus Rashford: Food voucher U-turn after footballer’s campaign – Link