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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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みなさま、こんばんは!

さて、本日は2019年7月から2020年7月までの間で11.5%もの上昇を記録したルワンダの消費者物価指数に関してその変動要因などを専門機関や経済学者のコメントを引用し詳しく解説している記事をご紹介しています!

ぜひお読みください!

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記事:「ルワンダで消費者物価指数が11.5%の上昇を記録した理由」

『Why Consumer Price Index rose by 11.5 per cent』

記事リンク:

https://www.newtimes.co.rw/news/why-consumer-price-index-rose-115-cent

内容と背景:

本日はルワンダから農業セクターに関連する最新の話題をお届けいたします。

先日8月10日に発表されたルワンダ国立統計研究所(以下:NISR)の最新の統計によると、ルワンダの消費者物価指数(以下:CPI)が2019年7月から2020年7月までの間で11.5%上昇しました。地域別でみると、都市部のCPIは同じく2019年7月から2020年7月までの間に9.2%、また農村部のCPIは年間で13.2%、月間で1.6%増加しています。また、年間平均インフレ率も2019年7月から2020年7月までで7%となっています。

CPIとは食品や交通機関といった家計により購入された商品やサービスの時間の経過に伴う平均価格の変化尺度であり、NISRによると今回の発表は2019年7月にRwf500であった商品の価格が2020年7月にはRwf557.5に上昇したことを意味しているようです。

商品別にみると特に食品とノンアルコール商品の価格が1年間で11.9%、またサービスでは交通系のサービス価格が1年間で22.6%と大幅に上昇しています。実際にキガリ市内にあるキミロンコマーケットでは1年間でマンゴーの価格が1キロ1,000Rwfから2,500Rwf、またマンダリンの価格が1キロ1,500Rwfから2,500Rwfと約2倍の価格にまで上昇するなど、食品の中でも特に果物類の物価高騰が顕著であるのが伺えます。さらに北部州のブレラ地区では収穫期でありながら豆の価格が1年間で1キロ450Rwfから650Rwfにまで上昇しているように豆類も大幅な物価上昇を記録しているようです。

こちらの記事では専門機関や経済学者による情報を紹介し、CPI上昇の原因を解説しています。

まずルワンダ農業委員会(RAB)の情報によると、果物の価格を押し上げた要因には果物の輸入制限をもたらしたブルンジとの貿易不振による供給不足が挙げられるようです。

また社会経済学者のCanisius Bihira氏は、低い食糧生産性に直結している国内農業技術の欠如に伴う輸入品の増加が物価を押し上げていると述べ、物価上昇の根本的要因として不十分な国内食糧生産を挙げています。彼はさらにこの10年足らずでルワンダフランの価値がドルと比較して約半額にまで下落した点を指摘し、購買力低下を防ぐために通貨を保護すべきであるとも述べています。

一方NISRは2020年最初の農業シーズン(シーズンA)で起きた大雨と稲作用の湿地帯での氾濫が国内での食糧供給不足を招き、結果として飲料や生鮮食品の物価上昇につながったと述べています。また交通サービスの価格上昇に関しては、コロナウイルスの蔓延を阻止する枠組みの中でバスの乗客数が減少したことなどが全体の輸送料金上昇を招いたと指摘しています。

これに関してNISRはさらに天災や感染症など突発的な事象が起きた場合に物価の変動が起こるのは当然の動きであり、突発的事象が落ち着いた際には通常は元の価格帯に戻る傾向があると付け加えています。しかしながら物価の高騰が長期化すれば家系の購買力低下を招きかねない為、Bihira氏の指摘する国内の低い食糧生産性には早急に手を打つ必要性がありそうです。

記事本文では食品やサービスのCPI変動がカテゴリー別に詳しく紹介されていますのでご関心のある方はぜひ本文もお読みください。

関連記事:「Consumer Price Index (CPI) – 2020」Link


*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダビジネスコミュニティ(https://www.japan-rwanda.biz)に投稿した記事と同様の内容となります。