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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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みなさま、こんばんは!

さて、本日はシェアリングエコノミーセクターにおけるスタートアップの動きと題して、モーリシャスで新たに設立されたUber型物流プラットフォーム、またナイジェリアで新たに立ち上げられたAirbnb型宿泊プラットフォームを紹介しています。

関連記事には関連する過去の面白記事やコラムを載せていますので、みなさま奮ってお読みください!

明日もお楽しみに!

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記事1:「モーリシャスのテック系スタートアップBongeniが新たな物流プラットフォームを構築」

『Mauritius-based startup Bongéni launches same-day delivery, logistics platform』

記事リンク:

内容と背景:

本日はまず物流セクターに関する話題をお届けいたします。

この度モーリシャスに拠点を置くテック系スタートアップのBongeniが引っ越しや宅配サービスを求める個人や企業を独立した運転手が提供する交通手段と照合させ、当日配達を可能にするオンラインプラットフォームを設立しました。

2019年8月に設立された同社は今年6月からモーリシャスでのサービス展開を開始したばかりであり、引っ越しと宅配サービスに特化したUberスタイルの輸送プラットフォームを提供しています。設立当初はB2B指向であったようですが、現在は個人のニーズにも応えるべくモバイルアプリを導入しB2C市場へ積極的に参入しているようです。

Bongeniの局長であるPhilipp Demido氏は記事に対するインタビューの中で、GPSに対応するスマートフォンの幅広い普及により活発化しているシェアリングエコノミーセクターは富の分配格差を縮小させ人々の生活を向上させることができると述べ、同社設立のきっかけにはシェアリングエコノミーセクターの将来性への強い期待があったと語っています。また彼はモーリシャスを最初の進出拠点に選んだ理由として農業、輸出産業、金融業、また観光業に支えられた同国の経済ポテンシャルの大きさを挙げています。

同社は設立当初、両面市場構築時特有の課題だけでなく、コロナウイルスの蔓延により引き起こされた脆弱な経済状況に直面したことによりサービスの導入に苦戦した形となりました。これに関してDemido氏は現在は即座の収益化ではなくビジネスコンセプトの実現可能性を証明することに集中していると述べるとともに、サービスユーザーから高いレビュー評価を受けていることに言及し、プロジェクト導入フェーズには成功したと述べています。

彼はまた今後もまずは継続的に全リソースをサービスの開発と市場でのプレゼンス構築に投資し、将来的にはビジネスに勢いがついてきた頃に地理的な事業拡大計画に着手していきたいと述べています。

世界的にデジタルエコノミーやオンラインマーケットプレイスが現在のビジネストレンドとなっている中、先日更新させていただいたコラムVol.6でも触れたようにアフリカ大陸でも近年eコマース市場の台頭など同様のトレンドが見受けられます。地元企業らがこれらのニーズに応えようとビジネスを展開する中、新興のデジタルセクターではなく伝統的な物流セクターにアプローチし地元の配送セクターを再形成するビジネスモデルは潜在的な需要に満ち溢れていると言えるのではないでしょうか。

今後の同社の動向に注目していきたいところです。

関連記事:

  1. 「コラム Vol.6:アフリカ物流市場のマーケットポテンシャルとは?」Link

記事2:『ナイジェリアのスタートアップNwanndoが「アフリカのAirbnb」を設立』

「Nigerian startup Nwanndo launches “Airbnb for Africa”」

記事リンク:

内容と背景:

続いてもシェアリングエコノミーセクターに関連するナイジェリアからの話題をお伝えいたします。

ナイジェリアのスタートアップNwanndoは今年5月始めより人々に滞在場所やアフリカ周辺のアクティビティへのアクセスを提供し、個人による余剰スペースや旅行ノウハウの収益化を可能とするアフリカ版Airbnbとも称されるウェブアプリを立ち上げました。

アフリカで新しい形の観光貿易を開拓するとともに、旅行代理店の必要性を排除し、大陸の魅力を発信しながら地元の人々が収益を得られるようにすることを目標に掲げる同社は現在ナイジェリア、ガーナ、タンザニアの3カ国で事業を展開しており、投資家らとの話し合いを継続させながらアフリカの他地域や大陸外への将来的な事業拡大を目指しています。

同社の立ち上げたプラットフォームでは予約に対して10%の手数料を取っていますが、コロナウイルスによるパンデミックやそれに起因するロックダウン、および旅行禁止措置により立ち上げ当初からスムーズな事業展開とはならなかったようです。

これに関してNwanndoの共同設立者であるOkerere Ikenna氏は観光業界はコロナウイルス発生の影響を大きく受けたが、このような状況だからこそ今後も人々のニーズを満たし続けるであろう観光業や旅行業の発展と探求に内部で目を向ける絶好の機会なのではないかとポジティブな見解を示しています。

Nwanndoの提供する今回のプラットフォームは旅行者により安価な宿泊オプションを提供するだけでなく、地元の賃借人に対して高い賃借料の支払いを軽減させ、小さな利益しか得られない伝統的な家主にとどまらず様々な経済活動への関与を希望する投資家らへの支援を可能にするという意味で多くの社会問題解決への効果的なアプローチの一つと言えます。

世界的にコロナウイルスの長期化が危惧されているだけに、同社が今後もスムーズな事業展開を行うことができるのか注目したいところです。

関連記事にはアフリカの観光業界に関して扱った過去の面白記事を載せていますので、ご関心のある方はぜひお読みください。

関連記事:

  1. 「アフリカのコロナと観光業の戦い!(面白記事 v.52 記事1/2)」Link
  2. 「アフリカの理想の経済発展を実現するには?民間セクター貢献の必要性と観光業に目を向ける(面白記事 v.103 記事2)」Link

*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダビジネスコミュニティ(https://www.japan-rwanda.biz)に投稿した記事と同様の内容となります。