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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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皆さん、こんばんは!

今日はここ最近取り上げてきたスタートアップへの投資関連で新しい面白いと感じた記事を見つけたので、こちらのニュースをお届けします。

どうぞお楽しみください!


投資家の趣向と投資ギャップがアフリカのスタートアップを「外国籍企業」となることを強いている!

英題:『Funder Likes & Funding Gaps Force African Startups To Be ‘Foreign Local Firms’』

記事リンク:https://weetracker.com/2020/08/05/african-startups-incorporating-abroad/

内容と背景:

ここ数週間アフリカのスタートアップへの投資の現状を取り扱う記事をお届けしてまいりましたが、今週も新たにこの分野を知る良い記事を見つけました。スタートアップとして目指すところは、既存の企業と変わらないでしょう。それぞれ、自社のサービスや製品がより多くの人たちに利用され、業績を高めていくことではないでしょうか?今回の記事では、それを実現するために、アフリカのスタートアップが行っていることを取り扱っています。

記事では、アフリカから世界でも知られるスタートアップにまで成長を実現した、JumiaやFlutterwave、Andelaなどを例にあげ、彼らに共通するものが、彼らがアメリカなど他の国でも登記しているという点だと言います。そして、実際にアフリカのスタートアップに対して行われた投資の出どころの割合に注目しています。実際、2014〜2019年に行われた投資の40%はアメリカから、アフリカの投資家からは約15%、そしてその他残りが、イギリスやフランス、オランダ、中国、カナダ、UAEなどからの投資が占めていると記事では続けています。

そしてこのアメリカからの投資が多くなっている一つの理由として、アメリカのY Combinator社の投資例をあげ、彼らがアフリカの28以上のスタートアップ企業に投資している実績をあげつつ、彼らが投資した企業をアメリカにも登記させることで、さらに多くの投資へと繋げていると書いています。

この動きの背景として、外国企業に対する投資時の様々な規制など、多くなりかねない手続きやそれによって高まるリスクを避けるためとしています。実際、2014〜2019年に投資を集めたスタートアップ企業の21%は他国にも登記しているようで、その半分はアメリカをその登記先としているとも書いています。

また次の機会の記事でも触れられればと思いますが、そもそものビジネス環境、そして投資や企業設立における優遇策など様々な点もスタートアップへの投資に大きく影響をしているようです。

こう考えると、外国人が共同創立者などになった場合、その共同創立者の出身国でも登記をすることで、その国から投資を集められるという戦略もありそうです。スタートアップを取り巻く環境だけでなく、そもそものビジネス環境の改善を目指しているアフリカの国々にとって考慮すべき点は多そうです。


関連記事:

  1. 「「誰がより投資を受けられるの?」《アフリカのスタートアップへの投資の現状と傾向 其の2》【面白記事 Vol. 100(2020年8月5日配信)】」Link
  2. 「アフリカのスタートアップを取り巻く機会と課題【面白記事 Vol. 91(2020年7月22日配信)】」Link
  3. 「「誰がより投資を受けているの?」《アフリカのスタートアップへの投資の現状と傾向 其の1》【面白記事 Vol. 85(2020年7月15日配信)】」Link
  4. 「ケニアでのLoon社のプロジェクトの最新情報も!【面白記事 Vol. 79 (2020年7月8日配信)】」Link

*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダビジネスコミュニティ(https://www.japan-rwanda.biz)に投稿した記事と同様の内容となります。