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アフリカ・ルワンダ オフショア開発 / 進出支援コンサルティング
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みなさま、こんばんは!

さて、本日は貿易および物流関連の話題をお伝えいたします。

まず1記事目ではトルコがアフリカ大陸との貿易の活発化に向けて北アフリカに位置するリビアでの物流拠点開設を要請しているという内容の記事、また2記事目ではザンビアの新興企業ZambeziiがB2Beコマースプラットフォームの収益化を開始したという内容の記事をご紹介しています。

奮ってお読みください!

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記事1:「トルコがアフリカ大陸との貿易の活発化に向けてリビアでの物流拠点開設を要請」

「Turkish business council urges creation of Libya logistics center for trade with Africa」

記事リンク:https://www.dailysabah.com/bss/economy/turkish-business-council-urges-creation-of-libya-logistics-center-for-trade-with-africa

内容と背景:usine

本日はまず物流や貿易関連の話題をご紹介いたします。

この度、外交経済委員会(DEIK)にてトルコリビア商工会議所の会長であるMurtaza Karanfil氏が北アフリカに位置するリビアはトルコにとって中央アフリカと貿易を行う上での戦略的地点であり、トルコに物流センターが開設されればトルコの輸出業者はリビアだけでなく、エジプト、チュニジア、モロッコ、またアルジェリアへの輸出機会にアクセスできるようになると述べ、トルコでの官民による鉄道および航空網への投資の重要性を指摘しました。

Karanfil氏の話によれば、トルコから中央アフリカへの輸送には通常の条件下で約1.5ヶ月かかるところ、リビアを通じて輸送した場合、アフリカ大陸全域へたったの5日で物資を輸送できるようになるようです。また彼は金額面でもリビアへの輸出額が現在の19億ドルから100億ドルに達する可能性があると述べています。

トルコとリビアは今年8月に貿易と経済の関係性を強化するための覚書(MoU)に署名しており、この契約はトルコ企業とリビアの雇用主の間で進行中の問題を解決するための土台を築き、新たな投資やプロジェクトの実施を促進するものとして期待されています。

トルコのリビアへの輸出額は2019年に20億ドルに達し前年と比較して29%増加していますが、実は国内で内戦が勃発する前である2013年の27億ドルを下回る金額となっています。

今後リビアでのインフラ投資が進み物流拠点が開設され、トルコが中間層の増加や経済の発展などにより消費能力が増加すると見込まれているアフリカ大陸との貿易を活発化させ、貿易額を内戦前の水準まで戻すことができるのか、今後の動きにも注目したいところです。

関連記事:

  1. 「Turkey signs maritime boundaries deal with Libya amid exploration row」Link
  2. 「Turkey, Libya ink deal to boost trade, economic ties」Link

記事2:「ザンビアの新興企業ZambeziiがB2Beコマースプラットフォームの収益化を開始」

「Zambian startup Zambezii monetises its B2B e-commerce platform」

記事リンク:

内容と背景:

続いてはeコマースセクターに関する話題をご紹介いたします。

この度、ザンビアの首都ルサカに拠点を置く新興企業Zambeziiが最先端テクノロジーを活用して製造業者、卸売業者、および流通業者にアフリカ市場全体へのアクセスを提供するB2Beコマースプラットフォームの収益化を開始しました。

ユーザーは同社の提供するサービスを利用して仮想ストアを開設し、商品を販売することができます。また商品の購入者はプラットフォームを通じてデジタル決済や銀行振込で支払いを行うことができます。

同社の共同創設者兼マネージングディレクターであるAli Karnib氏は、Zambeziiは地域の貿易を促進し、調達を強化し、オンラインで貿易を行うビジネスを支援するローカライズされたデジタルソリューションを提供することでビジネスサプライヤーとバイヤー間のギャップを埋めていると述べ、同プラットフォームがアフリカ市場全体へのアクセスを求める地元のビジネスを支援するものであることを強調しています。

未だに物理的な相互作用への依存度が高く、単一市場での運用が主流であるB2Beコマース市場をターゲットにプラットフォーム運用を開始した同社ですが、最初の18ヶ月間に実施したフリーモデルでは200のサプライヤーと240のバイヤーにサービスを提供したようです。

同社はこの18ヶ月間のフリーサブスクリプションモデルの運用を終えたのち、今年6月から有料でのプラットフォームの運用に加え、クライアントに代わって特定の製品を調達するコンシェルジュサービス、ブランドアイデンティティのないビジネスを支援するデザインサービス、写真サービス、また広告サービスの運用も有料で開始し、収益化をスタートさせました。

Karnib氏の話によるとプラットフォームへの訪問者は1日あたり昨年は平均200ユーザーであったのに対し、その数が今年は2,000ユーザーにまで急増しているようです。

Zambeziiは最近MTNザンビアとも提携し、MTNのビジネスクライアントに対しデジタル化とオンライン取引の分野で支援を行っています。同社の今後に関してKarnib氏は2021年には新たな市場への事業拡大を計画しており、最終目標はアフリカ全土に拡大し、大陸内の企業を相互に結びつけることであると述べています。

収益化を開始したばかりの同社が長期的に収益を伸ばし、計画通り他地域に事業を拡大させることができるのか、今後の動向に注目したいところです。

関連記事:

  1. 「面白記事 v.21(投稿:2020年4月23日)記事2」Link
  2. 「面白記事 v.30(投稿:2020年5月6日)記事1」Link
  3. 「面白記事 v.35(投稿:2020年5月13日)記事3」Link
  4. 「アフリカ情報技術分野の需要が高まる!新ネットワーク×eコマース他について(面白記事 v.48)記事2」Link
  5. 「ルワンダ発オンライン書籍宅配サービスが開始!他:エチオピアからのeコマースサービス紹介(面白記事 v.57)」Link
  6. 「HAPSMobileとルワンダICTイノベーション省が覚書に署名!(面白記事 v.96 )記事3」Link

「ケニアのCopiaとルワンダのKashaがDFCより資金調達に成功(面白記事 v.141)」Link


*この記事は弊社が主体となって運営する、日本・ルワンダビジネスコミュニティ(https://www.japan-rwanda.biz)に投稿した記事と同様の内容となります。